OFFICIAL MANUAL / GLOSSARY

Shadowrocket用語集

画面上の位置と照合対象を手がかりに、接続設定とルールの処理方針を見分けます。

このページはShadowrocket マニュアルの一部です。画面表示、プロトコル名、ルールキーワードは英語表記のまま掲載しています。主にiPhoneとiPadでの利用を想定して解説します。用語を確認したら、まず表示されている場所を確かめ、サーバーのパラメータ、ルーティング方式、個々のリクエストの処理結果のどれに関係するか判断してください。

  • よく使う30の用語
  • 5つのカテゴリから用語を確認
  • ルールの例は学習用です

01 / INTERFACE

画面表示・スイッチ

同じ英語の単語でも、表示される場所によって意味が異なる場合があります。特に、Global Routingのモード、画面名、ルール内の大文字表記の処理方針を区別してください。

画面表示・スイッチ

Home

サーバー一覧の確認やサーバーの選択、接続スイッチの操作を行う主な画面です。一覧に記録があることは、情報が読み込まれたことを示すだけで、リモートサービスが利用可能であることや接続済みであることを意味しません。最初に確認するときは、選択中の項目、接続スイッチ、システムの接続状態をそれぞれ確認し、ひとまとめに判断しないようにしてください。

画面表示・スイッチ

Global Routing

通信全体の処理方法を決める設定です。Config、Proxy、Directはそれぞれ設定に従う状態、プロキシ、直接接続を表します。特定のドメインがルールどおりに処理されない場合は、まずここで現在のモードを確認し、その後ルールの内容を確認してください。モードを切り替えても、サーバーのパスワード、証明書名、その他の接続パラメータは修正されません。

画面表示・スイッチ

Config

Global Routingでは、現在の設定に従って通信を処理するモードを指します。リクエストごとにルールに応じてプロキシ、直接接続、拒否となるため、すべての通信がプロキシ経由になるわけではありません。画面名としてのConfigは、設定ファイルの管理画面を指します。チュートリアルを読むときは、モードと画面名のどちらを指しているか確認してください。ファイルを読み込んだだけで、選択して使っていない状態にならないよう注意しましょう。

画面表示・スイッチ

Proxy

Global Routingのプロキシモードです。現在の設定に基づいてルールごとに振り分けるのではなく、通信をプロキシ経由で処理します。ルール内の大文字表記PROXYとは別の階層の設定です。文字が似ていても、同じスイッチとみなさないでください。テスト時は使用中のサーバーが有効かどうかも確認しましょう。モードを切り替えても認証エラーは解決しません。

画面表示・スイッチ

Direct

Global Routingの直接接続モードで、通信を直接接続として処理します。Directが選択されているとき、リクエストがプロキシを経由しないことをルールの誤りと誤解しないでください。ルールによる振り分けを確認するには、Configに切り替えます。ルール末尾の大文字表記DIRECTは、そのルールに一致した後の処理を示すもので、全体のモードが変わったことを意味しません。

画面表示・スイッチ

On Demand

設定した条件を満たすと接続を開始する機能で、接続スイッチを手動で操作することとは異なります。手動で停止した後に再び接続される場合は、条件を満たしたOn Demand設定が残っていないか確認してください。変更前に既存の条件を記録し、一度に一項目だけ変更して、同じネットワーク環境で動作を確認しましょう。

02 / PROTOCOLS

プロトコル

プロトコルは、接続の確立方法やデータのやり取りを定めるもので、回線の品質を示すものではありません。手元にあるサーバー情報に合わせて種類を選んでください。名称やテスト結果だけで別のプロトコルに置き換えることはできません。

プロトコル

Shadowsocks

プロキシプロトコルの一つです。クライアントとサーバーで、アドレス、ポート、パスワード、暗号化方式を一致させる必要があります。ss://で始まるテキストは通常、サーバー1件分の共有リンクで、サブスクリプションのように自動更新できるとは限りません。読み込み後は、メモの名前だけでなく、暗号化方式が元の情報と一致しているか確認してください。

プロトコル

VMess

認証機能を備えたプロキシプロトコルです。UUIDは一般的な認証情報の一つですが、それだけでは接続設定を構成できません。通信方式、パス、Host、TLSなどのパラメータが必要かどうかは、サーバーの実際の設定によります。読み込み後に接続できない場合は、元の情報と項目ごとに照合し、端末の時刻も正確か確認してください。サーバーアドレスだけを変更しても解決しない場合があります。

プロトコル

VLESS

認証情報、通信方式、安全性に関する設定を組み合わせて接続するプロキシプロトコルです。UUIDが正しくても、他の項目がすべて入力済みとは限りません。プロトコル名だけから安全性に関する設定を推測しないでください。手元のvless://形式の共有情報を使う場合は、読み込み後に関連項目が保持されているか確認し、サーバー指定のパラメータの組み合わせをむやみに変更しないようにしてください。

プロトコル

Trojan

通常TLSと組み合わせて使うプロキシプロトコルです。パスワードは認証に使われ、TLS関連の設定は安全な接続の確立に関係します。サーバーアドレスと証明書の検証に使う名前は別の役割を持つ場合があります。アドレスがIPだからといって、名前を安易に消さないでください。証明書エラーが発生したら、検証を無効にする前に名前、端末の時刻、元の設定を確認しましょう。

プロトコル

Hysteria2

QUICをベースにしたプロキシプロトコルで、ネットワーク上でUDPが利用できる必要があります。アドレス、ポート、認証情報が正しくても、使用中のネットワークによる制限でタイムアウトする場合があります。パラメータの確認とネットワークの確認を分けて行ってください。名前の似た世代の異なるプロトコルが互換性を持つとは限らないため、サーバーに明記された種類を使用してください。

プロトコル

WireGuard

鍵を使うトンネルプロトコルです。インターフェースアドレス、ピア情報、ルーティング範囲を組み合わせて設定します。一般的なユーザー名とパスワードの組み合わせは使わないため、別のプロトコルの項目をそのまま流用しないでください。秘密鍵は重要な接続情報です。設定の確認や共有の前に取り除き、公開するスクリーンショットにも鍵全体を表示しないでください。

プロトコル

HTTP / SOCKS5

異なる2種類のプロキシプロトコルで、ハンドシェイク、認証方式、対応する通信の種類が異なる場合があります。アドレスが同じでも、HTTPのポートをSOCKS5のポートとして使うことはできません。UDP対応の有無、認証の要否、暗号化の有無は、それぞれサーバー情報で確認してください。プロトコル名だけで判断しないようにしましょう。

03 / RULE KEYWORDS

ルールキーワード

まず照合対象を確認し、次に処理方針を確認してください。以下の例では学習用ドメインのexample.comを使用しており、実際の接続サービスは提供しません。ルールを読む際は、現在の設定内での位置も確認してください。

ルールキーワード

DOMAIN

完全一致するドメイン名を対象とするルールキーワードです。たとえばDOMAIN,example.com,PROXYは、このドメイン名全体を指定します。末尾が同じでもwww.example.comには一致せず、Webページのパスも対象外です。特定のホスト名だけを処理する場合は、影響を抑えるため完全一致を検討してください。

ルールキーワード

DOMAIN-SUFFIX

ドメインの末尾とそのサブドメインを対象にします。たとえばexample.comを指定すると、example.comとそのサブドメインが対象になります。ここでいう末尾はドメインの階層に基づくもので、文字列の最後が同じなら何でも一致するわけではありません。Webサイトのリソースが別のドメインに分散している場合は個別に確認してください。このルール一つですべての関連リクエストを対象にできるとは限りません。

ルールキーワード

DOMAIN-KEYWORD

ドメイン名に指定した文字列が含まれるかどうかで判定します。完全一致や末尾の一致より広い範囲が対象になることがあります。同じキーワードを含む無関係なドメインにも一致する可能性があるため、追加前に対象範囲を確認してください。照合対象はドメイン名であり、Webページ本文、検索語、URLのパスではありません。細かく制御したい場合は、より範囲の狭い条件が適切か確認しましょう。

ルールキーワード

GEOIP

IPアドレスの地理情報データベースに基づいて判定します。Webサイトの言語、運営主体の所在地、ページ内容による判定ではありません。データベースの記録と実際のサービス所在地が異なる場合があり、CDNを利用するサイトは解決先のアドレスも変わることがあります。原因を調べる際は、その時点の宛先IPとルールの順序を確認し、サイト名だけで該当する地域を決めつけないでください。

ルールキーワード

IP-CIDR / IP-CIDR6

IPv4とIPv6のアドレス範囲をそれぞれ指定します。スラッシュの後ろにあるプレフィックス長で、対象となるネットワーク範囲が決まります。アドレスルールが照合するのはIPアドレスであり、ドメイン名の文字列ではありません。ドメインの解決結果が変わると、該当するアドレス範囲も変わる場合があります。ルールを作成する前にアドレスの種類とプレフィックス長を確認し、単一のアドレスを指定するつもりでネットワーク全体を対象にしないよう注意してください。

ルールキーワード

FINAL

それ以前のルールに一致しなかった場合に使うフォールバック用キーワードです。たとえばFINAL,DIRECTは、残りのリクエストを直接接続で処理することを表します。FINALはルール一覧の最後に置いてください。そうしないと、後続の詳細なルールが意図どおり動作しません。フォールバック方針を変更すると、それ以前のルールが対象にしなかったすべてのリクエストに影響します。影響範囲を確認してから保存・テストしてください。

ルールキーワード

PROXY / DIRECT / REJECT

ルールの処理結果を示すマーカーで、プロキシ、直接接続、拒否を表します。これらは「一致した後にどう処理するか」を示し、DOMAINなどのキーワードは「何に一致させるか」を示します。処理方針の欄で設定済みのポリシーグループ名を参照する場合もあります。その際は、グループ名と実際に選択されている内容を確認してください。ルール条件だけを確認しても不十分です。

ルールキーワード

ルールの照合順序

通常、ルール一覧は上から順に確認され、最初に一致した項目が適用されます。後続のルールが先に一致した結果を自動で上書きすることはありません。細かな例外ルールは、それを対象に含む範囲の広いルールより前に置き、FINALは最後に配置してください。正しく見えるルールが機能しない場合は、重複ルールを追加する前に、上位のルールに先に一致していないか確認しましょう。

04 / SUBSCRIPTION & CONFIG

サブスクリプション・設定

サーバー一覧は「接続できるリモートサービス」を示し、設定ファイルは「通信をどのように処理するか」を定めます。両者には関連がありますが、読み込み、更新、選択して使用する操作はそれぞれ異なります。

サブスクリプション・設定

Subscribe

サブスクリプション管理に関する画面表示です。通常はURLからサーバー情報を取得し、一覧を更新します。ご自身で用意したサブスクリプションURLを使い、実際のリンク形式に合った方法で読み込んでください。サーバー一覧と設定ファイルは別のものです。更新は一覧の再取得を試みたことを示すだけで、登録された各サーバーに接続できることを保証しません。

サブスクリプション・設定

Add Server

サーバー情報を追加する画面への入口です。手動入力では、最初に正しいプロトコルを選択し、手元の情報に従ってアドレス、ポート、認証パラメータを入力してください。必要な項目はプロトコルごとに異なります。空欄があっても、別のプロトコルの入力方法を当てはめないでください。保存後に情報を確認してから接続テストを行います。詳しい手順は使い方ガイドをご覧ください。

サブスクリプション・設定

サーバー

クライアントがプロキシ接続時にアクセスするリモートサービスを指します。画面の一覧には、通常、その接続パラメータが1件ずつ保存されています。メモ欄の名前は識別用のラベルにすぎず、所在地、利用可能な状態、認証の有効性を証明するものではありません。接続に失敗した場合は、メモの文字だけで判断せず、実際のアドレス、ポート、プロトコルの設定を確認してください。

サブスクリプション・設定

設定ファイル

ルール、DNS、その他の動作設定をまとめたファイルです。サーバー一覧だけを記述したサブスクリプションとは異なります。設定ファイルの読み込みと選択は別の操作で、ファイルが保存されていても現在使用中とは限りません。変更前に元の設定を復元できるようにしておき、変更後は現在の設定とGlobal Routingを確認して、意図したルールが適用されているか判断してください。

05 / DNS & NETWORK

DNS・ネットワーク

名前解決、接続の確立、コンテンツの読み込みはそれぞれ別の段階です。テスト結果が示すのは、実際にテストした範囲だけです。原因を調べる際はテスト条件をそろえてください。

DNS・ネットワーク

DNS

ドメイン名をIPアドレスに変換する仕組みで、多くの場合、接続を確立する前に必要です。名前解決が成功しても、その後の接続が成功するとは限りません。サーバーへの遅延が正常でも、接続先WebサイトのDNSが正常とは限りません。原因を調べる際は、サーバーのドメイン名と接続先Webサイトのドメイン名を区別し、どの段階で失敗したか記録してから関連するDNS設定を確認してください。すべての設定を一度に置き換えないようにしましょう。

DNS・ネットワーク

Connectivity Test

接続状況の確認に使うテスト画面です。結果はテスト対象、テスト方式、その時点のネットワーク環境によって異なります。成功しても、そのテストで確認された経路に到達できたことを示すだけで、すべてのWebサイト、プロトコル、コンテンツを読み込めるとは限りません。テストに成功してもWebページを表示できない場合は、接続先ドメインの名前解決、ルールの照合結果、個々のリクエストのエラーを確認してください。

DNS・ネットワーク

遅延

テストリクエストの往復にかかる時間で、通常はミリ秒単位で表示されます。特定の条件で行ったテストの応答時間を示します。遅延は通信速度を示すものではなく、Webページの読み込み速度と同じでもありません。テスト方法が異なる数値は単純に比較できません。同じネットワークとテスト対象で複数回確認し、実際の接続結果と合わせて判断してください。最小の数値だけで選ばないようにしましょう。

DNS・ネットワーク

UDP

トランスポート層のプロトコルの一つで、TCPのような信頼性の高い順序付き配信を提供しません。上位のアプリケーションが、プロトコルに応じてパケット損失や再送を処理する場合があります。関連する通信を利用できるかどうかは、クライアントの設定、サーバーの対応、ネットワーク環境によります。一部の通信だけ利用できない、またはタイムアウトする場合は、通信方式が異なるか確認してください。Webページが開けるだけで、ネットワークの問題がないと判断しないようにしましょう。

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